【街ごとリノベ! Vol.7】 透明な市役所にリノベーション!?画期的な変化を遂げた「長岡市役所」

【街ごとリノベ! Vol.7】 透明な市役所にリノベーション!?画期的な変化を遂げた「長岡市役所」

ガラス張りの会議室、ホール、そして議事堂。
勿論、そこで行われている議論や様子は全て外(通行人)から丸見え。
そんな施設が、なんと市役所!?なのです。

「長岡市役所」
2012年、ここ新潟県にある長岡市役所は今までの常識では考えられないような市役所として、生まれ変わりました。現在、多くの市民が、“様々な用途”でこの市役所と関わって生活をしています。

常識を覆した市役所の立地



長岡市役所の場所は、なんと街のど真ん中の駅に直結する「アオーレ長岡」という複合施設の中にあります。
さらに、役所の前には、「ナカドマ(中土間)」と呼ばれる屋根つきの市民広場があり、移動販売車や屋台が出店されたり、時にはイベントや結婚式、大型モニターによるパブリックビューイングも開催されるなど、いつも多くの人達で賑わっています。

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出典:flickr

しかしこの市役所、一般的に考えるとなかなか想像しにくい環境ではないでしょうか。
本日は、この前例をみないクリエイティブな市役所をご紹介します。


市役所を「用事を済ます場所」から、「人と会う場所」に



市役所といえば、多くは街の中心部から少し離れ、どのフロアも均一化された空間が広がり、機械的に必要な用事を済ませに行く場所だと感じる人は多いと思います。

しかし、その概念を長岡市役所は完全に払拭しました。
長岡市は役所の建物を、“市街地に賑わいを創出する装置”として位置付けたのです。

市役所がある「アオーレ長岡」のアオーレとは、長岡の言葉で「会おうよ」という意味。
「アオーレ長岡/長岡市役所」は、ただ役所に用を済ませるだけではなく、様々な人と「会う」場所なのです。

【街ごとリノベ!Vol.7】 透明な市役所!?画期的な変化を遂げた「長岡市役所」
出典:flickr


全国初!市役所とアリーナが一体化した施設



なんといっても「アオーレ長岡」の特徴は、「市役所」「市民広場(ナカドマ)」「アリーナ」が一体となっているところ。(市役所機能とアリーナや市民広場といった施設が一体となったのは、全国初のことなのだそう。)

アリーナは座席数最大4200席でバスケットボールコート3面分の広さを持ち、プロスポーツのゲームやアーティストによるコンサート、講演会など多目的に活用できます。さらに市民広場(ナカドマ)と接する壁面を開放することもできるため、中と外の空間が一つになり、更なる賑わいを創出されます。

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出典:アオーレブログ

※尚、施設全体の設計は日本を代表する建築家の隈研吾氏。
氏の代表建築は、サントリー美術館、ティファニー 銀座、浅草文化観光センター、ザ・キャピトルホテル東急、ラカグなど国内外に多数。


行政が行う「これからの街づくり」



市役所、ナカドマ、アリーナの機能が融合した全国初の複合施設「長岡市役所」。
この市役所の誕生によって、長岡の街は、駅を中心にした市街地の人の流れと、人の交流が明らかに変わったそうです。

長岡市役所は、1年半で視察・見学者が2万人と、「これからの新しい市役所」として、日本中から注目を集めています。

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出典:ながおか観光.NAVI

各都市にある現役所の建設ラッシュがあったのは、1965~1975年頃。
それから40年の月日が経過している今、役所の建物は建て替えや改築が必要な時期を迎えています。

「長岡市役所」の建物、街づくりは、これからの新たに生まれかわる役所の参考、そして一つのスタンダードになっていくのはないでしょうか。

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