お客様の温もりのある楽しい時間を大切したい。文明堂東京が守ってきた想いとは

16.10.17

お客様の温もりのある楽しい時間を大切したい。文明堂東京が守ってきた想いとは

株式会社 文明堂東京は日本橋に「BUNMEIDO CAFE」を2013年2月にオープンさせました。コンセプトは「ほのぼのとした温もりのある幸せ」。
 
会社全体で大切に守りたいと思うコンセプトに対しての信念とその想いをゼネラルマネージャーである佐藤一洋さんにお伺いしました。
 
 
 

「たくさんの人に楽しんでもらいたい。」その想いが文明堂東京のお役目


文明堂の市内局番の次を2番にすることで電話帳をお客様が探す手間を省くサービス、日本初の実演販売やおまけサービスを行う事により(カステラ2割増量サービス)、カステラを知ってもらったり、まだ食べたことのない方にも食べていただき口コミで広がっていきました。
その後、「カステラ一番、電話は二番、3時のおやつは文明堂。」というフレーズのTVCMを放送したことが文明堂の名をさらに世に知らせることに繋がりました。
 
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2015年3月文明堂のカステラをあまり食べたことがない若い方に向けて「おやつカステラ」を販売しました。文明堂の40歳以上の認知度は高いのですが、若い世代の方は知らない方が多いという現状です。
時代が変わるにつれて、家族構成も変わってきますよね。だからこそ、様々な取り組みが必要だと感じてます。
 
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東京文明堂を創立した宮崎甚左衛門は「長崎カステラを東京で広めたい。」という想いを持っていました。「たくさんの方に文明堂のカステラを楽しんでもらいたい。」この創業者の想いが私たちの役目のように感じています。
 
万人に愛される事は大変難しいことです。しかし、たくさんの人に楽しんでもらいたいからこそ、まずはターゲットを絞っていくことではなく、ご年齢などそれぞれのお客様に合わせて、もっと様々な取り組みを提案していきながら、前進すればいいのではないかと思っています。
 
 
 

「経営理念」と「行動指針」に逸れたことはしない


 
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宮崎甚左衛門から代々伝わる「経営理念」と「行動指針」が今も存在します。
 
経営理念は「社会への貢献」、「顧客からの信頼」、「最高の品質、最高のサービス」、「たゆまぬ革新と前進」、「人々の幸福の追求」の5つから成り立ちます。社会を通して人々を笑顔すること、現状のままでいいと思わずに常に前進していく姿勢が書かれています。
一方で、行動指針は善意の積重ねを目的としていて、従業員に対してお客様を大事にする心、つまり商売の基本を教えています。その他にも安心安全な商品でなければ文明堂の看板の元では売ってはいけないことも書かれています。
 
2つの理念と指針に逸れたことはしないという強い意思をもとに、代々守ってきた想いを今まで大切にしてきました。これまで文明堂がやってきたことは全てここに集約されています。
 
 
 

「BUNMEIDO CAFE」とは


「BUNMEIDO CAFE」は日本橋本店に併設していて販売スペースの奥を入っていくとギャラリースペースが広がります。
先代が残したものとして大量の絵画があり、なんと現代まで残されていたのです。絵画を閉まっておくのは勿体無いと思い、作る際に飾ることにしました。
 
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「ギャラリースペース」をさらに奥に入っていくと「BUNMEIDO CAFE」があります。お買い物途中にご休憩いただければという、空間をご提供しております。
 
「BUNMEIDO CAFE」ではカフェはもちろんランチやディナーまでご家族でも楽しめます。
 
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カフェでのおすすめメニューは「文明堂特撰カステラ」、「焼きたて三笠パンケーキ」、「フレンチカステラ」の3つ。特に焼きたて三笠パンケーキは文明堂の「三笠山」を大正時代からのレシピそのままに焼立てのパンケーキにしました。もっちり、しっとりした仕上がり。レシピも試行錯誤を重ねたのですが、当時の製法のままが一番美味しかったというから驚きです。
 
 
 

私たちが守りたいものは「ほのぼのとした温もりのある幸せ」


 
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カフェのコンセプトは「ほのぼのとした温もりのある幸せ」。私たちはこれはカステラについて言葉にしたものだと思っています。この言葉こそ私たちが守りたいものなのです。
例えば、カフェメニューをご家族で食べていただくことだとか、おやつカステラを仕事先に持っていくことでもらった相手が笑顔になることだったり。
その先には、必ずほのぼのとした温もりや幸せがあると思っております。
 
時代変化によって変わっていく必要があり、手段や形にとらわれ続けると形骸化していきます。形ではなく、守りたいものはその先のお客様が喜んでくれる姿や安心安全、たくさんの人に喜ばれて従業員が幸せであること。
 
それにはもちろん最低限のルールや品質があってこそ。その全ては「経営理念」と「行動指針」に繋がっています。迷ったら「ちゃんと守れているか?」と立ち戻るようにしています。だからこそ、持っている信念を変えずに手段だけを変えることで、これまで変わらずにみなさまにご提供できているのだと思います。
 
 
 

楽しい時間を過ごしたところに文明堂が少し役に立てていたら、とても幸せ。


 
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カフェを始めてから地域団体や百貨店などの企業様から声をかけていただき、地域の屋台出店やお子様向けの食育教室を開催しました。お誘いをいただけたことは、誰かの役に立つということは間違いありません。その中でできることを真摯に取り組んでいけば、「たくさんの人に楽しんでもらいたい。」というお役目が叶うと考えています。
 
私たちは「つながり」を大事にしています。「今」と「昔」のようにきっと繋がる線がそこにはあると思います。人と人とのつながりもありますが、企業と企業とのつながりもそこで生まれています。
多くの人たちと気持ち良く繋がりたいですし、楽しんでいただけた時に文明堂を思い出してくだされば嬉しく思います。
 
楽しい時間を過ごした、おいしいものを食べることができた、「どこがやっていたの? あ、文明堂だったんだね。」で一向に構わないのです。
文明堂の商品を楽しむというより、楽しい時間を過ごしたところに文明堂が少し役立てていたら、とても幸せです。
 
 
 

従業員それぞれが理想とする日本一の和菓子店を目指していく


 
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文明堂東京には「日本一の和菓子店を目指そう。」という言葉があります。日本一の定義は従業員それぞれの日本一を考えればいいと思っています。例えば日本一綺麗なお店だとか、日本一親切なお店でもいいのではないでしょうか。 それぞれがお店の理想を持つ事が大事なのだと思います。
 
BUNMEIDO CAFEにおいて、日々の研鑽と熟考の先に、"日本一笑顔が溢れる店" があると私たちは信じています。
 

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